パスワードとの違いは?
✓ MetaMask(メタマスク)のパスワードや秘密鍵の違いについて知りたい
✓ MetaMask(メタマスク)のそれぞれの鍵の扱い方を知りたい
✓ MetaMask(メタマスク)の安全性の高い保管方法を知りたい
●秘密鍵はメタマスクのアカウントの鍵
↳アカウント毎に生成される
●シークレットリカバリーフレーズはメタマスクのウォレット自体の鍵
↳ウォレットに1つだけ
●パスワード・秘密鍵・シークレットリカバリーフレーズは全て誰にも教えてはいけない
MetaMask(メタマスク)秘密鍵と秘密のリカバリーフレーズ(シードフレーズ)の違い
まずはじめに、MetaMask(メタマスク)で使用される用語やシークレットリカバリーフレーズ・秘密鍵・パスワードのそれぞれの違いを大まかにまとめました。
MetaMask(メタマスク)用語 | 特徴 |
ウォレット | ・暗号資産(仮想通貨)やNFTを保管するためのデジタルな財布(本体) |
ウォレットアカウント (複数作成可能) | ・財布の中の小銭入れ・カード入れ・お札入れのようなもの ・用途によってウォレット内で複数作成可能 |
シークレットリカバリーフレーズ 秘密のリカバリーフレーズ シードフレーズ | ・ウォレットを管理する鍵 ・1つのウォレットに1つだけ ・12個の英単語で構成される ・自動で生成されるので変更不可 |
秘密鍵 プライベートキー | ・ウォレット内のアカウントを管理する鍵 ・アカウント毎に生成される ・64個のランダムな文字列 ・アカウントを別のウォレットへ移動(インポート)する時にだけ使用する |
パスワード | ・ウォレットのロックを解除する鍵 ・自分で設定する(最低8文字以上) ・シークレットリカバリーフレーズで変更可能 |
一つ一つ解説していきます。
MetaMask(メタマスク)ウォレットとは
MetaMask(メタマスク)とは暗号資産(仮想通貨)やNFTを保管するためのデジタルな財布(本体)のようなもので、その財布のようなものをウォレットと言います。
ウォレットには、そのウォレットを識別するためのウォレットアドレス(口座番号のようなもの)があり、アカウント作成時に公開鍵(秘密鍵と対になるもの)を基に自動で生成されます。
このウォレットアドレスも秘密鍵と同様に、アカウント毎に生成されます。
暗号通貨ハードウェアウォレット の使用はハッキング対策ではとても重要です。
ハードウェアウォレットはコールドウォレットと言って、暗号資産(仮想通貨)やNFTをオフラインで管理出来ます。
万が一ハッキングの被害に遭っても大切な資産を守る事ができ、メタマスクの安全性の向上にも繋がります。
ハードウェアウォレットのLedgerはメタマスクの公式ウェブサイトでもオススメされています。価格も1万円程ですので、安心して暗号資産(仮想通貨)やNFTを運用する為にも導入をオススメします。
MetaMask(メタマスク)ウォレットアカウントとは
MetaMask(メタマスク)のウォレットを作成した時に、アカウント1も合わせて作成されます。
財布の中に小銭入れしかなければ不便なように、お札入れやカード入れを追加する事によって利便性が高まります。
デジタルの財布も日常使いとそれ以外など、それぞれの用途に応じてアカウントを使い分けておくとリスクの分散にも繋がりますので、是非検討してみてください。
MetaMask(メタマスク)シークレットリカバリーフレーズとは
スチールウォレットの使用に関してはメタマスク公式サイトのパスワード等保管方法でも推奨されています。
MetaMask(メタマスク)はリカバリーフレーズでウォレット復元可能
メタマスクはシークレットリカバリーフレーズがあれば別のデバイスにウォレットを復元する事が可能となりますので、もし誰かに渡してしまうとウォレットの中にある全ての資産が抜かれる事になります。
保管する際はオンライン上ではハッキングなどの可能性も考慮し、PCやスマホでの保管はせずにオフラインでの保管を心掛けて下さい
もし仮に誰かからシークレットリカバリーフレーズを教えてほしいと言われた場合は、どれだけ信頼出来るように見えても詐欺ですので絶対に教えてはいけません。
中にはメタマスクを騙った詐欺メールが届く場合もあります。
メタマスクからメールが届く事はありませんので、変なメールは開封しないよう注意して下さい。
メタマスクからクイック本人確認メールが届いてる人が居るらしいけど、届いたら対応したらいいかな? ちょっと待ってください!メタマスクからのメールは詐欺かもしれません メタマスクからクイック本人確認メールが届いている人が[…]
HTML形式のメールは開くだけでウイルスに感染する可能性があります。
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更に詳しくは【総務省 国民のためのサイバーセキュリティサイト】をご参照ください。
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MetaMask(メタマスク)リカバリーフレーズ入力方法(シードからインポート)スマホ
メタマスクのシークレットリカバリーフレーズを入力する方法について、PC版は表示通りなので分かりやすいかと思うのですが、スマホアプリ版は英単語毎に区切りがあるわけではないので分かりにくくなっています。
例えば
elephant fox grape horse
ice juice kangaroo lemon
という秘密のリカバリーフレーズは
apple banana cat dog elephant fox grape horse ice juice kangaroo lemonと、間に1文字分の空白を入力して、左上から順番に入力します。
MetaMask(メタマスク)リカバリーフレーズを忘れた場合
シークレットリカバリーフレーズを忘れた場合の確認方法ですが、パスワードがあればシークレットリカバリーフレーズを表示させる事が出来ます。
ただ保管していたシークレットリカバリーフレーズが流出した可能性がある場合は、ウォレットを復元した後は別のウォレットを作成して資産を移動させた方が良いでしょう。
シークレットリカバリーフレーズを忘れた場合の確認方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
どうしよう!MetaMask(メタマスク)のパスワードを忘れた…! パスワードを忘れたら不安になりますよね。そんな時の対処法を解説していきますのでまずは一旦落ち着きましょう 今回は、MetaMask(メタマスク)の[…]
スチールウォレットの使用に関してはメタマスク公式サイトのパスワード等保管方法でも推奨されています。
MetaMask(メタマスク)リカバリーフレーズ・シードフレーズは変更可能?
MetaMask(メタマスク)のシークレットリカバリーフレーズ(シードフレーズ)は変更ウォレットを作成した段階で自動的に生成されます。
ランダムに12個の英単語が生成される為、ユーザー自身がその英単語を変更するなどはできません。
もしメタマスクの偽サイトなどに接続してシークレットリカバリーフレーズ(秘密のリカバリーフレーズ・シードフレーズ)を入力してしまった場合は、早々に新しいウォレットを作成して暗号資産(仮想通貨)やNFTは移動させて下さい。
あれ、メタマスク公式サイトって複数ある?検索上位にあるやつなら大丈夫かな ちょっと待って下さい!それはメタマスクの偽サイトかも…!実は私も接続した経験があります。その経験を基に解説していきますのでしっかりと対策を[…]
MetaMask(メタマスク)秘密鍵とは
秘密鍵とは、MetaMask(メタマスク)のアカウント毎に自動で生成される、64文字のランダムな英数字で構成されたアカウント用の鍵です。
例えば、「0x123456789abcdef0123456789abcdef0123456789abcdef0123456789abcdef」というようなものです。
必要以上に表示・保管していると、PCやスマホを紛失したりハッキングの被害に遭った場合に、ウォレットアカウント内の資産を全て失う可能性が高まります。
MetaMask(メタマスク)秘密鍵の確認方法やインポートについて
メタマスクの秘密鍵は、ウォレットから別のウォレットへアカウントを移動させる時に使用します。
秘密鍵を表示させて確認する事を【秘密鍵のエクスポート】と言い、確認した秘密鍵を使用してアカウントを移動させる事を【秘密鍵のインポート】と言います。
秘密鍵のエクスポート・インポート自体はすぐに終わりますが、インポートが上手くできない場合があります。
秘密鍵についてや秘密鍵のエクスポート・インポートについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
メタマスクを使い始めたけど、秘密鍵って何?どういう時に使うの? メタマスクをダウンロードして使い始めると、パスワードや秘密鍵・シークレットリカバリーフレーズなど様々な鍵があるので用途が良く分かりませんよね 今回は[…]
MetaMask(メタマスク)パスワードとは
MetaMask(メタマスク)のパスワードとは、メタマスクのウォレットのロックを解除(ログイン)したり、秘密鍵を表示するためなどに必要な鍵です。
パスワードとシークレットリカバリーフレーズ・秘密鍵の違いは、パスワードは自分で設定するという点です。
シークレットリカバリーフレーズと秘密鍵は自動で生成されますので変更不可となりますが、パスワードはシークレットリカバリーフレーズがあればいつでも変更する事が可能となります。
MetaMask(メタマスク)パスワード変更時のオススメ設定
以下は総務省が推奨する安全なパスワードの設定です。
設定の際にはぜひ参考にして下さい。
総務省・国民のためのサイバーセキュリティサイト
- 安全なパスワードの設定とは
- 他人に推測されにくく、ツールなどで割り出しにくいものをいう
- 理想的にはある程度長いランダムな英数字の並びが好ましい
- 覚えられなくなりそうな場合は、文章にならないように複数の英単語をつなげたり、その間に数字列を挟んだりする
- 危険なパスワードの例
- 自分や家族の名前、ペットの名前を使用する
- 辞書や辞典に載っているような、一般的な英単語を一つだけ使用する
- 同じ文字の繰り返しやわかりやすい並びの文字列を使用する
- 短すぎる文字列のみで設定する
- このほかにも、電話番号や郵便番号・生年月日・社員コードなどの他人から推測されやすい情報など避けましょう
MetaMask(メタマスク)パスワード変更方法について
メタマスクのパスワードは、シークレットリカバリーフレーズがあれば変更する事ができます。
メタマスクのウォレットをまずロックしてから変更手順に移ります。
パスワードの詳しい変更方法については【MetaMask(メタマスク)のパスワードやリカバリーフレーズを忘れた!復元出来る?】の記事で解説しています
パスワードやシークレットリカバリーフレーズなど沢山の鍵を管理するのは大変ですよね。
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1Passwordは世界で1500万人以上が愛用する非常に人気のあるパスワード管理サービスで、その名の通りに1つのマスターパスワードのみで複数のパスワードを一元管理可能となります。
ただ、1Passwordは公式サイトからの購入より、ソースネクスト公式サイトからの購入がお得です。
1ドル=140円で計算 | 個人用 3年分 | 家族(5人)用 3年分 |
1Password公式サイト | 15,069円 | 25,149円 |
ソースネクスト公式サイト | 10,978円 | 18,480円 |
差額 | 4,091円 | 6,669円 |
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MetaMask(メタマスク)リカバリーフレーズ・秘密鍵・パスワードの保管方法
MetaMask(メタマスク)のそれぞれの鍵の違いについて解説しましたが、こちらではそれぞれの鍵の保管方法について解説していきます。
まず秘密鍵についてですが、秘密鍵を使用する時はウォレットから別のウォレットへアカウントを移動(インポート)させる時だけです。
必要がなければ表示・保管しないようにして下さい
もし何らかの理由で保管する場合は、これから説明する方法での保管を検討してみて下さい。
まずは総務省からオススメされている保管方法などについては以下となります。
総務省・国民のためのサイバーセキュリティサイト
- パスワードの保管方法
せっかく安全なパスワードを設定しても、漏洩してしまえば意味がありません。
以下はパスワードの保管に関して特に留意して下さい。
- パスワードは誰にも教えないで秘密にする事
- パスワードをSNSやメールなどオンライン上でやり取りしない事
- パスワードを人の目に触れる箇所へ貼ったりしない事
- やむを得ずメモした場合は、鍵のかかる机や金庫など安全な方法で保管する事
- 十分に信頼できる安全なパスワード管理ツールやサービスの利用も一考です
- パスワードを複数サービスで使いまわさない
- あるサービスから流出した場合に、他サービスへの不正ログインの可能性がある
- 2017年からパスワードの定期的な変更は不要の旨のガイドラインが示された。
現在は定期変更する必要はなく、流出時に速やかに変更する旨が示されている
パスワード管理サービスを利用する
総務省・国民のためのサイバーセキュリティサイトのパスワード管理方法のオススメにあるように、パスワード管理サービスの利用もオススメ保管方法のうちの一つです。
その中でもオススメなサービスは1Passwordです
IBM,slack,Shopify,Appleなど、世界中で10万以上の企業が利用するパスワード管理サービスで、非常に人気があります。
その名の通りに1つのマスターパスワードだけで複数のパスワードを管理出来るようになり、とても便利です。
ただ利用には月額料金が掛かるのと、マスターパスワードは覚えておかないといけないので、忘れないよう管理して下さい。
スチールウォレットを使う
メタマスクのウォレットを作成した段階ではシークレットリカバリーフレーズやパスワードは紙などに書いて保存したかもしれません。
アカウントを作成して少し操作に慣れてきたら、スチールウォレットでの保管も検討してみて下さい。
スチールウォレットの使用に関してはメタマスク公式サイトのパスワード等保管方法でも推奨されています。
フリーWi-Fiを使用しない(VPNの使用)
パスワードやシークレットリカバリーフレーズを表示する際は、フリーWi-Fiは使用しないで下さい。
フリーWi-Fiではセキュリティに脆弱性があり、パスワードやシークレットリカバリーフレーズを悪意のある人に奪われる可能性があります。
ただ、どうしてもフリーWi-Fiを使用しないといけない状況もあるかと思いますので、その場合は接続内容を暗号化してくれる【VPN】を使用しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、以下の内容について詳しく解説させていただきました。
- MetaMask(メタマスク)リカバリーフレーズと秘密鍵の違いは?
- MetaMask(メタマスク)のシークレットリカバリーフレーズとは?
- MetaMask(メタマスク)の秘密鍵とは?
- MetaMask(メタマスク)のパスワードとは?
- MetaMask(メタマスク)リカバリーフレーズ・秘密鍵・パスワードの保管方法について
メタマスクに慣れるまでは複数の鍵があり、管理が煩わしいかもしれません。
メタマスクの基本的な仕組みや用語の違いについて知ることは、メタマスク使用時の安全性を高める事にも繋がります。
ご質問やご不明な点等ございましたら、お気軽にちょこれいとまでお問い合わせください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。